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2011-05-25 14:00

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電動クロネコが宅配!/ヤマト運輸が電気自動車100台発注

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 クロネコ宅配便のヤマト運輸株式会社(東京都中央区)は、三菱自動車工業株式会社の軽商用電気自動車「ミニキャブ・ミーブ」を100台発注し、集配業務への使用を始める。

ヤマト運輸が導入する三菱自動車工業の軽商用電気自動車「MINICAB‐MiEV・ミニキャブ・ミーブ」


 同社は、「車両台数の抑制」「低公害な集配車両の導入」「エコドライブの推進」「走行距離の短縮」、さらに「モーダルシフトの推進」といった取り組みを通じ、宅急便事業のあらゆる局面で、環境負荷の削減を実現することを大きな企業目標の一つとして努力している。

 そうした取り組みの中、昨年10月より東京・羽田地区において、また本年1月には、宮城県仙台市において、ミニキャブ・ミーブを使った集配実証走行試験を実施してきた。

走行距離も、充電施設問題もクリア

 都心部の軽商用車の1日当たり走行距離は30キロメートル台と意外に少ない。これは、車両での移動と、台車での運搬が連携されているためだが、1充電当たりの走行距離が100キロメートル程度のミニキャブ・ミーブを使用した場合、充電は2日に1度で足りる計算だ。また、地域の電力需要全体への負担も軽く、コスト面でも格安な夜間電力による充電でも充分に対応できるということだ。

 走行距離の少なさが問題点として残る電気自動車だが、都心部での宅配業務には支障がなく、電力需要への問題も心配がないということだ。また、充電ステーションなどインフラの整備についても、自社で対応できる体制にあるという。

 東京・羽田地区、京都市を当初の導入エリアとされ、2011年度中に30台、2012年度以降に残り70台が投入される予定。

 ミニキャブ・ミーブの発注・導入により、「運送業界全体における商用自動車の次世代化の普及促進への貢献」したいと同社担当は、会見の最後で締めくくった。アナタの家へ、電動クロネコが宅配荷物を運んでくる日は近い。


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