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ギネスチャレンジカー“MIRAI”~未来~ 製作その6。ボディはこうして作りました。その1

2010-12-24 | ギネスチャレンジカー“MIRAI”
こんにちは!
おかやま山陽高校 自動車科ブログです♪

今回からまたギネスチャレンジカー“MIRAI”~未来~の製作ブログの方を再開させていただきます♪

前回製作したベニヤ板はこれからボディを製作するための「土台」となります。
まずは車体からタイヤを外して「針金」で車体を形取っていく作業から入りました。

 


大昔の車のボディ製作はこのように「針金」でデザインされ、作られていたそうです。
今ではコンピュータ上で図面を引き、デザインする時代なのでとても原始的な技法です。
ここでまた自動車の奥深い歴史を感じ、振り返ることができました。

そして、ボディのテーマは「流線型」。

流れるような曲面を表現したいと、自分たちの理想の形状を表現するためにスケッチをしてお互いに話し合いながら作業を進めていきました。

 

針金を縦・横に張り巡らせることで、なんとなくボディの形状が浮き出てきました。

 



そしていよいよ針金を車体から外します。
針金フレーム完成ーーーっ!!!

 

印象的なフロント・ノーズ部はブレーキのマスタ・シリンダがあったから飛び出ているんです♪




さ~てここからどうしようか・・・?
ここからの作業が本当に正面場でした・・・!!!

今まで製作した針金フレームを6等分にして発泡スチロールに転写します。
早い話が、

「発泡スチロールを針金と同じ形に削っていきます!!」

もちろん、手作業で・・・。

まずはニクロム線に電気を流した電熱で発泡スチロールを切っていく「発泡スチロールカッター」というものを使用しておおまかにパーツごとに切り分けていきました。

 

6等分した各パーツごとに発泡スチロールをヤスリで整えていきます。本当に根気のいる作業です!
テーマである「流線型」を表現するのが難しいんです!!(生徒たちも心が折れそうでした。)

 
フロントとリヤです。


一つのパーツが完成して全体をつなぎ合わせた後、少しでもズレがあると、また削っていって一つの「流れ」を作っていかないとダメになってしまいます。




削って削ってで大変な作業でしたが、ただ削るだけではなく、車体側との寸法あわせもここで入念に行いました。また、最終的な灯火類の位置決めなどもです。

車体側のホイールベース(前後タイヤの距離)、トレッド(左右のタイヤ中心までの距離)など寸法に誤差がないか、またどの程度寸法に余裕があるか、などです。

本当に根気のいる作業でした。。。


それを乗り越えて完成しました!!!
どーーーですかこの流線型!!

 

カッコイイでしょう!?




しかしながらこの発泡ボディは最終的には「粉」になります・・・。
り・・り・・・力作がぁぁぁ!!!

と、次回の日記では発狂するかもしれません。




とりあえず、本日は「クリスマス・イヴ」なので帰るとします。

☆メリークリスマス☆





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