こんにちは!おかやま山陽高校 自動車科ブログです♪
今回は、ギネスチャレンジカー“MIRAI”~未来~の高さ制限に関する記事を書いていきます☆
車を一台製作するにあたって、全長・全幅・高さと指定された寸法をクリアしないと車の証であるナンバープレートを取得することができません。
それに今回は「世界一車高の低い車」の製作ということでかなりシビアな高さが制限されました。
その高さは「45.72cm」です。
車高は路面と車体までの間ではなく、路面から車の天井までの高さのことです・・・。
そして日本の法律上、路面から車体までの間を 9cm 保たなければなりません。
その約36cmの車体の間に、走る為のエンジンなどをどう配置するか、人が乗るスペースをどう確保するかが課題となりました。
早い話が、タイヤの高さが車高の高さであり、ハンドルの高さが車高の高さという状態でした。
まずはベース車両のバギー車から部品の取り外しにかかり、その部品類の寸法の測定から始めました。
そしてハンドルも用意して実際に生徒にドライビング・ポディションを想定させて測定をしました。
ここでトラブル発生!!
ハンドルの高さが限度値を超えてしまいました・・・。
そこで生徒たちが意見を出し合い、ハンドルをぶった切って「プッシュ式ステアリング」を考案しました。
普段ハンドルは回転させてタイヤに角度を付けてやりますが、このプッシュ・ロッド式のものはハンドルの押し引きをしてタイヤに角度を付けてやります♪
プッシュ・ロッドなどは鉄パイプを切断して溶接してと、全て生徒たちによる手づくりです。
なんとかハンドルの操作機構を確保しました!
ですが課題はまだまだたくさん・・・
路面からの衝撃や振動を吸収するサスペンションをどう配置しようか?
という課題でした。
サスペンション関係はまた次回アップさせて頂きます♪
つづく。