[東京 1日 ロイター] 日本自動車販売協会連合会(自販連)が1日発表した1月の国内新車販売台数(軽自動車を除く)は、前年同月比21.5%減の18万7154台だった。5カ月連続で前年実績を下回った。
1978年(18万7702台)と同水準で、ピークの97年に比べて4割以上減少している。前年同月比の減少幅は縮小傾向にあるが、底打ちしたと判断するまでには至っていない。
車種別では、乗用車が前年同月比23.8%減の16万7574台、貨物車が同7.5%増の1万8863台、バスが同25.5%減の717台だった。貨物車が増加したのは前年水準が低かったため。
エコカー補助金制度終了後の新車販売は10月が前年同月比26.7%減、11月が同30.7%減、12月が同28.3%減。各社が量販車種を投入した結果、1月の減少幅は縮小してきた。自販連は「新車需要の回復には期待感はあるが、底を打ったとするのはもう少し様子を見たい」としたうえで、底打ちしたと判断できるのは「乗用車の販売が前年水準を上回った段階」との見方を示した。
主要ブランド別では、トヨタ自動車(7203.T)が前年同期比27.7%減の8万4726台、ホンダ(7267.T)も同23.9%減の2万7800台、日産自動車(7201.T)が同23.6%減の2万9222台だった。トヨタ、ホンダは5カ月連続、日産は4カ月連続のマイナスとなった。
一方、全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が同日発表した1月の軽自動車国内販売台数は、前年同月比7.8%減の11万8342台となり、4カ月連続で前年同月の水準を下回った。主要メーカー別では、スズキ(7269.T)が同14.4%減の3万7470台、ダイハツ工業7262.Tが同6.1%減の4万2048台だった。