[東京 19日 ロイター] 三菱自動車(7211.T)は19日、4月の国内生産台数が当初計画比で約60%となる見通しを発表した。3月11日の東日本大震災以降、国内すべての工場で稼働と停止を繰り返す不規則な生産を続けてきたが、部品の調達状況に改善が見込まれるようになり、4月18日から継続的な生産を再開した。
18日から4月末までに期限を区切ると、当初計画に比べて約90%の水準で生産できるめどが立っているという。5月の大型連休明けの生産については、部品調達状況を確認して決める。
トヨタ自動車(7203.T)は18日、震災の影響で停止した国内すべての車両工場が生産を再開したが、6月3日まで通常の5割程度の操業で生産を継続する。日産自動車(7201.T)、ホンダ(7267.T)の国内工場も当初計画の5割程度の生産とするなど、部品の調達状況に合わせた生産を余儀なくされている。