ホンダは21日、2020年までに世界で販売する製品の二酸化炭素(CO2)排出量を00年比で30%減らす目標を決めたと発表した。12年に家庭用コンセントで充電できるプラグインハイブリッド車(PHV)などの環境車を発売する予定。新たな数値目標を定め、環境負荷を軽減する技術革新などの企業活動を強化する。
同社は06年に、10年までに全世界で販売する二輪車、四輪車、汎用製品のCO2排出量を00年比10%減らす目標を設定。10年にこの目標をすべての製品で達成した。新たに定めた目標では、削減幅を大きくした。
12年にはPHVのほか、電気自動車(EV)などを発売する予定で、ガソリン車もエンジンや変速機などを刷新し、燃費を向上させる。環境技術を磨き、目標達成をめざす。