ホンダは16日、新型車「フィットシャトル」を発売した。フィットシャトルはホンダの主力の小型車「フィット」をベースにし、荷物スペースを広くしたワゴンタイプ。荷室の容量は最大590リットルを確保した。ガソリン車とハイブリッド車(HV)の2種類を用意。販売価格は1.5リットルのエンジンを搭載するガソリン車が161万円から。HVは181万円からで、月間4000台の販売を目指す。
HVはモーターのみでの走行時に燃料ポンプと点火システムを停止する機能を新たに搭載し、ハイブリッドシステム制御を効率化した。ブレーキ回転の抵抗も低減し、小型車「フィットハイブリッド」と比べて重量が60キログラム以上増えたものの、ガソリン1リットル当たりの走行距離は同等の30キロメートルを実現した。
当初は3月18日に発売する予定だったが、東日本大震災の影響で延期になっていた。〔日経QUICKニュース〕