マツダ山内社長「第3のエコカーとしてもっとディーゼル車を知って頂きたい」
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マツダは14.0の低圧縮比の実現で燃焼そのものをクリーンにすることで、NOx後処理装置を使わなくても日米欧の排ガス規制をクリアできるようにしたクリーンディーゼルエンジンを開発し、来年春に第一弾として新型SUV『CX-5』に搭載し日本で発売する計画。
山内社長は「欧州では新車販売台数の5割以上を占めるディーゼル乗用車も日本では未だに1%にも満たないのが現状」としながらも、「そのような市場にあえて導入するのは日本のお客様に第3のエコカーとしてもっとディーゼル車を知って頂きたい。走りと環境性能の両方を求めるお客様にディーゼル乗用車も選択肢の一つであることをご提案したい」と語った。
山内社長はCX-5を「現在販売されている同タイプのクリーンディーゼル車よりお求めやすい価格で提供したい」考え。またアイドリングアイドリングストップシステムなどの組み合わせによりJC08モード燃費は18.6KM/Lと「軽自動車やハイブリッドを含むあらゆるSUVの中で最も優れた燃費」も特徴のひとつ。
山内社長は「お求めやすい価格でハイブリッド並みの性能が味わえることになる」と強調した上で、「ディーゼル車のマーケットは現在のところないが、これは過去の歴史がある。ただ現在は選べる車種は国産2つ、輸入で2つの4車種しかない。しかもある特定の銘柄の特定のエリア。従って我々がこういう車を出せば、もっともっと可能性がある」と述べた。
さらに山内社長は国内で販売するCX-5について「構成としては半分をディーゼルにしたいと思っている」との考えも明らかにした。