ダイハツ工業は5日、ハイブリッド車(HV)並みの低燃費性能を備える新型軽自動車「ミライース」について、発売後2週間で約2万5000台を受注したと発表した。月間の販売目標(7000台)の3.6倍に相当する。同社がこれまでに発売した新車のなかで最も好調な滑り出しとなった。
ダイハツの新車でこれまでの最高は2007年12月に発売した「タント」で、受注台数は発売後1カ月で約2万4000台。ミライースはこの数字を2週間で抜いたことになる。
ミライースは燃焼効率を高めた新型エンジンを採用するとともに、部材の配置を見直すことで車両の軽量化を実現した。ガソリン1リットルあたりの走行距離は30キロメートル(JC08モード)とHV並みの燃費性能を持つ。価格は79万5000円からで、割安に設定した点も評価されたようだ。