シムドライブ、航続距離351kmを達成したEV先行開発車第2号を発表

2012年3月28日 19:32

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SIM-WILの外観(画像:SIM-Drive)

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  • SIM-WILの外観(画像:SIM-Drive)
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 高い技術力とオープンソースの新しいビジネスモデルで電気自動車(EV)の普及を目的とする株式会社SIM-Drive(シムドライブ、本社:川崎市)は28日、昨年1月より約1年の期間で先行開発車事業第2号を行ってきたが、今回、同事業の成果である「SIM-WIL」が完成したと発表した。

 同事業は、2014年頃に量産化が出来ればと願う電気自動車の先行開発車の試作を行うことを目的としており、将来電気自動車ビジネスへの参入を意図している34機関が参加した。今回発表された「SIM-WIL」は、1号車の「SIM-LEI」で実現した航続距離300㎞以上はもちろん、将来量産した時の信頼性と電気自動車の魅力をより多く発信するため車種展開することを目標に開発された。また同時に、自動車の普及に欠かせない、加速感、乗り心地、居住性に関しても新しい次元の車輌となっている。

 「SIM-WIL」は、SIM-Driveの基本技術であるダイレクトドライブ方式インホイールモーターとコンポーネントビルトイン式フレームを採用。そのうえで、一充電航続距離351kmを達成したほか、小型車の外形サイズ(Bセグメント)で大型車(Eセグメント)に相当する車室を達成。さらに、0から100㎞/hへの加速性は5.4秒と中級レベルのスポーツカーに匹敵する。また今回、参加機関からの技術を実車に47種類採用した。

 そのほか、「スティールモノコックとスティールスペースフレームを組み合わせたボディ」や、「長いホイールベースを持ちながら5.4mの最小回転半径を実現」といった特徴を持っている。

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