自動車業界団体が6日まとめた5月の車名別新車販売はトヨタ自動車のハイブリッド車(HV)「プリウス」(2万789台)と「アクア」(2万91台)が1位、2位だった。国産乗用車(軽自動車を含む)に占めるHVの比率は19.7%で、前年同月を約11ポイント上回った。エコカー補助金が昨年末に復活し、1月から2割前後の高水準が続いている。
トヨタはプリウス、アクアのほか、クラウンやレクサスなど合計で約4万8千台のHVを販売した。同社の国産乗用車に占めるHVの比率は約46%だった。一方で、ホンダのHV比率は25%。小型車「フィット」ではHV仕様が人気だったが、昨年12月に発売した軽自動車「NBOX」が好調だったため比率は下がった。
新車販売ランキングでは乗用車のトップ10のうち6車種が軽自動車となった。ダイハツ工業の「ミライース」など燃費性能が高く、エコカー補助金・減税対象の車両の売れ行きが伸びた。国産乗用車に占める軽自動車の比率は約4割だった。